現代社会はネット社会ですので、生まれたときから携帯電話にスマートフォン、パソコンに親しんでいるかたも多くなっています。
しかし昨今「ネット依存」が激しくなっており、片時もスマートフォンを離せない、といった病的な状態に陥っているひともいます。
パソコンやスマホは「猫背」の姿勢になる傾向が強いため、注意が必要なのですが、さらにそれらによって心臓病や呼吸器にまで悪影響を与えてしまうこともあるのです。

ゲームやスマホ利用で姿勢が美しいひとはいない…

最近は携帯電話からスマホに移行して、さらに電話として使うよりも「ゲーム機として」「情報端末として」使うことが増えました。
また持ち歩けるゲーム機も人気で、この両者はどちらも「前かがみの姿勢で操作する」傾向のもののため、多用しているとどんどん「猫背」になることに。
もちろんこれらも姿勢を良くして使えばいいのかもしれませんが、これらを使っている人を見ると姿勢がよい場合は皆無といっても過言ではないでしょう。

慢性的な「猫背」で心臓病・呼吸器に悪影響が

「猫背」の姿勢でいると、「呼吸が浅くなる」もので、呼吸が浅いと新鮮な酸素がしっかりと脳に送られなかったり、心臓にも悪影響を与えることに。
またイギリスでの調査によると、長い間「猫背」で暮らしていた場合、加齢とともに呼吸疾患を起こしたり、心臓に負担がかかるなどして心臓・循環器系の疾患にかかる率が高くなるそうです。
さらに背中に痛みを生じる「脊柱後弯症」とも関連が深く、年齢を重ねたときに普通のひとに比べて死亡率が三割も高くなるんだとか。
慢性的に「猫背」だっただけで、普通よりも早死にしてしまうかもしれないなんて、ちょっとこれは考えなくてはなりませんよね。
ただ単に姿勢が悪いだけと思ってしまいがちな「猫背」は長い目でみても身体に悪影響が大きなもの、ということがお分かりいただけたのではないでしょうか。

ここまで確認してきただけでも、やはり「猫背」が身体にとってよくないものだということがはっきり分かりますよね。
しかし自身がしっかりと意識しないと「猫背」は治りませんし、ちょっと意識が外れるとすぐ姿勢は崩れてしまいます。
ですので毎日自分の姿勢や筋肉などのバランスを意識して、できる限り姿勢を正しながら生活することが重要です。
でもこうすることでさまざまな疾患や不調が改善されるなら、ある意味簡単なことともいえるかもしれませんね。